JUnitではじめるユニットテスト入門 -環境構築編-
JUnit実践入門 ~体系的に学ぶユニットテストの技法 (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 渡辺修司
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今回は、JUnitでユニットテストを行える環境を構築していきます。
JUnitとは
JUnitとは、言わずとしれた、Javaのプログラマ指向のテストフレームワーク。
環境
JUnitは、Eclipse IDE for Java EE Developers に標準で入っているため、インストールをすることなく使用可能です。
私の環境だと、64bitなので該当のものをダウンロードしてきます。
あとは、いつも通りに回答してApplicationディレクトリにディレクトリごとD&Dすれば完了です。
また、Quick JUnitというpluginがあるので、そちらもインストールします。
こちらの記事によると、eclipseの3.5から「eclipse Marketplace」からインストールできるらしいです。
eclipse Marketplaceへは、eclipseのHelpからいけます。
検索窓に「Quick JUnit」と打ち込みます。
Quick JUnitのinstallボタンを押します。
「次に」ボタンをクリックします。
ライセンスに同意して「完了」ボタンを押します。
インストール中。インストール完了後は、eclipseの再起動をもとめられます。
これで、一通りの準備は完了です。
では最後に、Quick JUnitの動作を確認してみましょう。
動作確認
まずは、eclipseを立ち上げます。
「File」->「New」「Java Project」を選択します。
今回は、junit-sampleというプロジェクトを作成しました。
次にテストクラス(テストスイートを記述するクラス)を格納するフォルダを作成します。
PackageExplorerプロジェクト名のところを右クリックして、「ビルドパス」->「新しいフォルダの追加」を選択。
今回は、「src」に対して「test」という名前をつけます。
こんな感じになります。
続いてテスト対象クラスを作っていきます。
「File」->「New」->「Class」を選択する。
今回は、BMIを計算するBodyMassIndexCalculatorクラスをつくります。
その他の設定は、変更せず、Finishを押します。
そうすると、このような階層構造でクラスが生成されます。
では、QuickJUnitを使ってテストクラスを作成してみましょう。
エディタ上のテスト対象クラスのクラス名のところに、キャレット(I字のカーソル)が来るようにして、Ctrl+9を押します。
すると、以下のようにテストペアがないけどつくる?みたいに聞かれるので、Yesをクリックします。
New JUnit Test Caseというダイアログが開くので、そこでテストクラスを作成していきます。
Source folderには、先ほど作成したtestを指定します。
テストクラスの名前はテスト対象クラスの名前の最後にTestをつけたものにします。
そして、Finishをクリックします。
JUnitのテストクラスをはじめて作成する場合は、JUnitのパスを通すか聞かれるのでOKをクリックします。
すると、以下のようにテストクラスが作成されます。
テストクラスのエディタ上にキャレットがある状態でCtrl+9を押すとテスト対象クラスにジャンプできます。
では、テストクラスのtestメソッドにキャレットがある状態でCtrl+0を押してみましょう。
JUnitが走り出します。
これで、実行したいテストケースのみ、コマンド一発で実行出来る環境ができました。
最後までお読みいただきありがとうございました。